ムルンダヴァのタクシーブルース乗り場は「地球の歩き方」の地図とは微妙に異なる場所にあります。最近移転したのではないかと思われます。
アンタナナリヴまでのタクシーブルースのチケット(ホテルからタクシーブルース乗り場までの送迎付き)をガイドのソニーから40,000アリアリで購入しました。ソニーにはムルンダヴァではたいへんお世話になりましたが、嘘つきで不誠実なので全面的に信用しない方がいいと思います。毎朝ムルンダヴァのタクシーブルース乗り場で獲物(特に日本人)を探しているので、ガイドと車が必要ならがんがん値切って利用して下さい。写真中央がガイドのソニーです。
ムルンダヴァは木材加工業も盛んなようで、この地域で作られたと思われる椅子がお隣のタクシーブルースに積まれていました。
アンタナナリヴ-ムルンダヴァ間のタクシーブルースのチケットは定価があるようで全くありません。「地球の歩き方」には50,000アリアリとありますが、実際には40,000アリアリ前後で、30,000アリアリからあります。客引きなどから購入すると彼らの収入が上乗せされてしまうので、正規の窓口から複数社を競わせて購入した方がいいでしょう。
タクシーブルースは朝9:30に出発の予定でしたが、発車したのは10:00頃でした。アンタナナリヴからムルンダヴァへ行くタクシーブルースは午後に出ますが、ムルンダヴァからアンタナナリヴへ行くタクシーブルースはすべて朝に出発します。
途中客や荷物を積み込んだり警察や軍などの検問で止まったりして、行きと同じ16時間を要しました。ただ、窓際の席さえ確保できれば車窓の風景を楽しめるので思ったほど退屈はしませんでした。
途中の路上で行われていた市場の風景です。女性が顔に塗るタバキの原料が売られていました。ガイドはバオバブの樹皮だと言ってましたが、そのようには見えないです。
アリ塚らしきものがたくさんあるサバンナを過ぎていきます。
こういう検問所が随所にあって、たびたび長時間の停車を強いられました。
夕暮れの風景です。アフリカの夕焼けはきれいだなと思いました。このあたりから標高も高くなりだんだん寒くなってきました。
チキンとライスの晩ごはんです。ライスが山盛りで食べきれないのに、おかず(チキン)は少ししかないというのがマダガスカルの大衆食堂の典型的なメニューです。味の方は素晴らしくおいしくて、たったの2,800アリアリでした。
もう少しでアンタナナリヴに到着というところでタクシーブルースが道端に止まりました。我々の前を走っていた1台のタクシーブルースがパンクで止まっていたので、我々のドライバーがライトを当ててタイヤの交換作業を助けています。同業者同士でこういうことをするんですね。ちょっと感動的でしたが、真っ暗で寒い中無駄に時間を過ごさないといけない客にとってはうれしいことではなかったです。
アンタナナリヴのタクシーブルース乗り場に着いたのは深夜2:00近くでした。誰も車から降りないのでおかしいなと思ったのですが、車内で仮眠させてもらえるシステムになっていました。車を降りたのはタクシーブルース乗り場に人が増えて騒がしくなってくる4:50頃でした。
この時間外はまだ暗いのでまだまだタクシーブルース乗り場で時間をつぶさなければなりません。徹夜明けで疲れているのに砂埃の舞い悪臭のするタクシーブルース乗り場で時間をつぶすなんて言葉にならないほどつらい時間でした。どうしてタクシーブルースはこんな中途半端な時間に走るのだろうかと疑問に思ったのですが、盗賊の出る危険地帯を明るいうちに通過するためではないかなと思われます。
こういう過酷な旅をしないためには途中のアンツィラベで降りて、そこのホテルで1泊するのがよいのではないかと思いました。
夜が明けてからタクシーブルース乗り場の食堂でビールを飲んでタクシーでホテルに向かいました。タクシー料金は15,000アリアリとのことでしたが、一声で10,000アリアリになりました。
この旅はまだまだ続きます。
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