2016年10月3日月曜日

タール火山からマニラに戻って帰国

ダバオからセブパシフィック航空でマニラに戻りあれこれ所要をこなした後、避暑地で有名なタガイタイへ行ってみることにしました。タガイタイ行きのバスはパサイのジェネシス・バスターミナルから頻発しています。ただ、途中の渋滞が激しくて、たいした距離ではないのに4時間くらいかかってしまいました。

タガイタイではTagaytay Wingate Manorというおしゃれな雰囲気のホテルに泊まったのですが、WiFiがとても遅く、コストパフォーマンス的にはいまいちなところでした。このホテルの朝食もごく普通でした。



タガイタイではタール湖を見下ろせるLeslie'sというレストランで昼食を取りました。ここは大勢のお客さんで賑わっていましたが、食事の値段は場所柄とても高く、メニューを開いたとたんにここへ来たことを後悔したほどです。ただ、食事の味はそれなりにおいしかったです。マニラのKTVのおねえさんを引き連れた日本人のおじさんグループが盛り上がっていてとても楽しそうでした。



タガイタイにはSky Ranchという小さな遊園地があります。そこには観覧車があり、タール湖を高い位置から見下ろせるのできっときれいだろうと思って行ってみたのですが、観覧車の窓がきれいではなく景色がはっきり見えなくてとても残念な乗り物でした。この遊園地は観覧車以外に特に楽しめるものはなく、ここでもPokémon GOで時間をつぶしました。この遊園地の入場料は金土日は80ペソ、それ以外の日は50ペソ、観覧車は150ペソとなっています。


その翌日、タガイタイ観光のハイライトであるタール火山へ行ってみることにしました。ホテルからタール湖の港までトライシクルで往復300ペソ、そこからのボートをチャーター代が1,800ペソだったのですが、トライシクルのドライバーに多少ぼられていると思います。

タール湖を渡るボートは風でかなり揺れており、水しぶきもたくさん飛んで来るので写真も撮れないほどでした。タール湖を渡り切るとすぐに案内所のようなところへ連れて行かれて、100ペソの入場料を徴収されました。近くにあった偽物のスターバックスがいい味を出していました。





タール火山の山頂までは馬で上る人が多いようですが、たったの2kmの道のりなので特に必要はありません。一本道で迷うこともないのでガイドも必要ありません。馬やガイドの勧誘がとてもしつこかったのですが、きっぱり断って自力で上ることにしました。上りはゆっくり歩いて1時間の道のりでした。体力のある人なら30分もあれば十分でしょう。登山道は馬の糞だらけで歩きにくかったです。





山頂にある展望台から眺めたタール湖はとても美しい景色で、ここへは本当に来てよかったと思いました。山頂から港への下りは40分の道のりでした。途中日差しを遮るものがないので、帽子と飲み物、そして突然の雨に備えた傘を持って行った方がいいと思います。







タール湖を訪れた後トライシクルでホテルに戻り、預けていた荷物をピックアップしてバスでマニラに戻りました。マニラではビクトリーライナーのバスターミナルに併設されたグランプリパサイに泊まりましたが、シャワーのお湯が全く出ない最悪なホテルだったと思います。インターネットも使いものになりませんでした。

このバスターミナルからはUBE EXPRESSの空港バスが24時間出ています。このバスの運賃は150ペソです。ジェットスター・アジア航空(3K)の早朝のフライト(ターミナル1発)だったので、深夜2時のバスで空港に向かいました。バス会社のスタッフに尋ねたところ、ターミナル3の後にターミナル1へ行くとのことでしたが、実際には先にターミナル1へ行ったので早く着きすぎてしまいました。


24時間営業のMiascor Loungeで早朝から飲み食いして、ジェットスター・アジア航空の快適なフライトで帰国しました。


フィリピン屈指のイスラレタ・ビーチ

ダバオではサマール島のビーチリゾートが予想以上にだめでがっかりしていたのですが、サマール島のお隣にあるタリクド島のイスラレタ・ビーチがよいという情報をネットで見つけて出かけてみることにしました。

ダバオのサンタアナ港を9時半に出る船に乗って1時間半と若干遠かったですが、船旅はとても楽しいものでした。この船の出航時間は時期によって変わるようなので、事前にチェックしておいた方がいいでしょう。運賃は片道100ペソです。ちなみに、帰りはタリクド島を15時発の船しかなさそうでした。




タリクド島の港に着くとすぐお隣がイスラレタ・ビーチでした。とても素朴な雰囲気のビーチでなんと言っても海の水が透明だったことに感動しました。このビーチはフィリピンでも屈指の美しいビーチだと思います。ここには宿泊できるコテージもあるので、泊まりで来るのもよさそうな雰囲気でした。






フィリピンのビーチは通常有料なのでどこかで入場料を払わなければならないはずですが、誰も集めに来ませんでした。もしかして無料でラッキーだったのかなと思っていたのですが、帰りの船のチケットを買うときにしっかり100ペソを徴収されました。出口はここしかないので、いつ徴収してもいいということなのでしょうね。

ドゥテルテ大統領の家に行ってみた

ダバオではビーチ以外に行ってみたいところがありました。ドゥテルテ大統領の家です。ドゥテルテ大統領はダバオの出身で同市の治安を劇的に回復したことで市民から絶大な支持を受けています。大統領になった今でもダバオの自宅とマニラの間を飛行機で毎日のように往復しているのだそうです。

ドゥテルテ大統領の生活は質素であることでも知られています。ドゥテルテ大統領の自宅はネットに写真が出ていますが、とても大統領が住む家のようには見えません。この家の前には全国から多くの支持者が訪れていて、写真を撮る観光名所になっているのだそうです。

ドゥテルテ大統領の家はホテルから少し離れていたのでタクシーで出かけました。大統領の家の近くに検問所があり、そこでタクシーを降りました。そこには、記帳のためのノートが置かれているだけで、身分証を確認するといったこともなく、あっさり通過することができました。

ドゥテルテ大統領の家の周囲ではお土産物を売っている人がいたり写真を撮っている人がいたりと完全に観光地化していましたが、警察官らしき人も見られず、こんなざるな警備で大丈夫なのかと不安になってしまうほどでした。



ドゥテルテ大統領の家の帰りにPeople's Parkに寄ったのですが、おもしろいものは特に何もありませんでした。Pokémon GOで安全に遊ぶことができたのはよかったです。



サマール島のビーチに行ってみた

ダバオ滞在中はきれいなビーチに行きたいと思っていたので、サマール島にあるParadise Island Park and Beach Resortへ日帰りで行ってみることにしました。そこで、ホテルからジプニーで下の地図のボート乗り場へ行きました。



ここから片道15ペソのボートに乗ってサマール島のParadise Island Park and Beach Resortに着くはずだったのですが、着いたところは南隣のCosta Marina Beach Resortというところでした。実はこの船乗り場からは両方のビーチへ行く船が出ているので、どちらに行くのか確かめてから乗らなければならなかったのです。





Paradise Island Park and Beach Resortは外国人観光客も多い有名なビーチですが、Costa Marina Beach Resort(下の地図)には外国人観光客はおらず、地元のフィリピン人が訪れていました。ビーチの入場料はどちらも150ペソなのですが、Paradise Island Park and Beach Resortは飲食物を持ち込むと持ち込み料が取られるようで、それゆえに持ち込み料のいらないCosta Marina Beach Resortの方へ地元のフィリピン人が訪れているのではないかと思いました。



Costa Marina Beach Resortに着いて食事をしたのですが、食べている間に潮が急速に引いてあっという間に波打ち際ははるか遠くへ行ってしまいました。潮が引いたビーチにはゴミが散乱していてきれいではなかったのですが、この引き潮の時間にビーチのスタッフがせっせと掃除をしてくれて、ゴミだらけだったビーチがすぐにきれいになっていきました。





Costa Marina Beach Resortがどうだったかと言えば、食事はふつうで、海の水はあまりきれいではなく、引き潮になると全く泳げないいまいちなところだったと思います。ただし、Paradise Island Park and Beach Resortへ行ったとしても、すぐお隣なので海の水はほとんど同じだろうし、引き潮にもなるしで、大きな違いはなかっただろうと思われました。ダバオのサマール島のビーチはそれほどよいところではないということです。

ダバオの海が完全に期待外れだったことに軽くショックを受けながら来た道をホテルへ戻りました。途中ドリアンを売っているお店があり、格安だったのでたくさん食べてしまいました。ドリアンは糖質がとても多い果物なのですが、あまりの美味しさに自分が糖尿病であることをすっかり忘れてしまっていました。

2016年10月2日日曜日

マニラからダバオへ

レミントンホテルに1泊した後、シャトルバスでターミナル3に戻り、HM TRANSPORTのバスでパサイへ移動しました。ターミナル3の1階にはUBE EXPRESSの市内方面のバス乗り場もありました。UBE EXPRESSの運賃は150ペソと高いので利用者は少ないように見えましたが、これでも当初の300ペソよりは安くなっています。新たに白いタクシーの乗り場ができていたので、これまでのように白いタクシーに乗るために出発フロアへ行く必要はなくなりました。






パサイではいつものカバヤンホテルに泊まったのですが、WiFiが故障しているとのことで使うことができませんでした。WiFiが使えないホテルというのは最悪だとお思っています。この日はマニラであれこれ所要をこなしてから眠りにつきました。


翌朝カバヤンホテルのシャトルサービスでターミナル3へ移動しました。宿泊プランが無料の片道送迎付きというものだったのです。ターミナル3からセブパシフィック航空のフライトでダバオに移動しました。ミンダナオ島に行ったのはこれが初めてでした。







ダバオは治安のよい街ということで知られています。タクシードライバーもマニラと違って問題ないと聞いていたのですが、空港からホテルまで乗ったタクシーはメーターの初乗り運賃が40ペソなのに、なぜか47ペソになっていました。文句を言ったら7ペソは引いてくれるとのことでした。ドライバーのミスだったのか、わざとだったのかはわかりませんが、治安のよいダバオでもタクシーは油断ならないと思いました。

ダバオで泊まったのは安定のレッドプラネットホテルです。宿泊費は安く、WiFiはまあまあ高速でシャワーのお湯もしっかり出て、きれいに掃除されていてよいところでした。残念ながら、ダバオで食べるのを楽しみにしていたドリアンは持ち込みが禁止されていました。室内でお湯を沸かすことも禁止されており、せっかく持って行った調理器を使うこともできませんでした。ホテルのお隣にはRobinsonsのスーパーマーケットがあって便利でした。



ダバオにはいくつかショッピングモールがありますが、その中でも大きくて新しいのはSM Lanang PremierとAbreezaとSM City Davaoです。Victoria Plaza Mallというとても古びた庶民的なモールもありました。それらの中間くらいの位置にGaisano Mall of Davaoがあります。下の写真はSM Lanang Premierとその中にあるClassic Savoryというお店で食べた食事です。