アンマンのクイーン・アリア空港に到着

アンマンのクイーン・アリア空港に着きました。この空港の入国審査にはヨルダン人と外国人（ビザなし）と外国人（ビザあり）があるようですが、日本人は「Passport Control」とだけ書かれたビザなしの列に並ぶことになっています。ここでパスポートに押されるスタンプがビザになるようで、ビザの申請書を書く必要もなく、これならヨルダンへは実質的なビザなし入国が可能になっていると言えるでしょう。

荷物はすべて機内に持ち込んだので回転台での引き取りはありませんでした。荷物が届かないと怖いので、行きは機内持ち込みにすることが多いです。

この空港で最初にすべきことは両替です。といっても、空港の両替はたいていレートが悪いので、クレジットカードでキャッシングした方がいいです。制限エリアを出て左側に行くと、Housing Bankという銀行があって、ここにATMがあったので、セディナカードを使ってキャッシングしました。このATMはレシートもきちんと出てくるし、ATM手数料もかからなくてよかったです。

次にすべきことは携帯電話のSIMカードの入手です。Housing Bankのすぐ近くにUmniahとZainとOrangeという3社のカウンターが並んでいますが、Orangeはつぶれたようで空っぽになっていました。

そこでヨルダン最大手と思われるZainでSIMカードを購入しました。カウンターのお兄さんは英語が話せる人で話が早かったです。3GBくらいのプランがちょうどよかったのですが、1GB、5GB、7GBしか選択肢がなかったので5GBを選びました。

このSIMカードの価格は13JDでした。「メモ置場のブログ」さんの情報では、これに加えて5.1JD（計18.1JD）をSIMカード代として払っていますが、この5.1JDはSIMカード代ではなく音声通話をするための追加料金ではないかと思っています。私の場合は「インターネット」とだけ店員さんに言ったので、音声通話は使えませんでした。

SIMカードは通常・マイクロ・ナノの3サイズに対応しているタイプでした。GALAXY Note 3なのでマイクロSIMのサイズに切り取って端末に差し込みました。店員さんによると設定などは自動的に行われるので何もしなくていいとのことでしたが、実際にはAPNの情報を入れなければなりませんでした。「メモ置場のブログ」さんの情報を入れたら、すぐにデータ通信が使えるようになりました。（端末の設定値はこの数日後にSMSで届きましたが、それでは遅すぎます。）

・APN: internet
・ユーザ名: なし
・パスワード: なし

次はアンマン市内への移動です。空港ターミナルの正面に黄色のバスが止まっており、近くに切符売り場があったので、そこで切符を買いました。運賃は3JDでした。実際にはこの写真の大きなバスではなく、お隣のマイクロバスに乗るように言われました。お客さんが少ないときはマイクロバスなのかもしれません。

行き先を途中の7th Circleにしたのですが、結果的にはこれは失敗だったと思います。終点のムジャンマ・シャマーリー（北バスターミナル）まで行った方がよかったです。ムジャンマ・シャマーリーまで行くとタクシーにぼったくられるという情報がネットにありますが、タクシーはたくさんあるので、丁寧に探せば3JDくらいでダウンタウンまで行ってくれるタクシーは見つかると思います。

ムジャンマ・シャマーリーからはダウンタウンの方へ行くセルビス（0.4JD）もあります。ただ、大きな荷物があるときはセルビスに2人分払うと言って交渉しないといけません。1JDを払うと言ってもいいでしょう。ダウンタウン（英語）ではなかなか通じないので、ダウンタウンにあるアル・フセイニ・モスクなど有名な場所の名前を言った方がいいかもしれません。

途中の7th Circleで降りるとなぜだめなのかと言えば、そこからホテルのあるダウンタウンに行く足を見つけるのが難しいからです。「地球の歩き方」やネットには路線バスの情報が出ていますが、どうも路線バス網が改変されたようで、バスの番号や路線が完全に変わっているようでした。そのため、予定していたバスでホテルまで行くことができませんでした。

7th Circleのちょっと手前で空港バスを降ろされたら、ザハラン通りの方へ歩いて右折して、ガソリンスタンドの前をさらに歩いて、歩道橋を過ぎたあたり（下の地図）でバスやタクシーをつまかえることになります。私の場合は親切な学生風の若者に助けられて、ヨルダン博物館の近くまで行くマイクロバスに乗ることができました。そこからホテルまでは歩きました。