2015年8月28日金曜日

ヨルダンが国家をあげて外国人旅行者からぼったくるペトラ遺跡へ行ってきた

バレンタイン・インの送迎(朝7:00発)でペトラ遺跡へ行ってきました。同じ送迎車に乗っていたのは日本が大好きな韓国人1名、中国人2名、世界一周旅行中の日本人1名と私です。ペトラ遺跡の入場料は世界一高いと言われており、1日券は50JD、2日券は55JD、3日券は60JDです。遺跡を見るのにほぼ1万円という世界的にも例のない入場料です。

驚いたことにヨルダン人の入場料はなんと1JD(177円くらい)なのだそうです。ヨルダンは国をあげて外国人からぼったくっているわけですね。本当にとんでもない国です。

こういうときは2日券や3日券を買うと1日あたりのコストが下がって精神衛生上よいのですが、他のみなさんは1日券を買うとのことでした。私も迷った末に1日券にしたのですが、結果的には2日も3日も見る気は起きなかったので、1日券で大正解だったと思います。

ネットの旅行記を見ると、ペトラ遺跡を絶賛している人もいますが、そこまですごいかと言えば、そうでもないと思います。ここの見所はシークという岩の裂け目の峡谷と、それを抜けたところにあるエル・ハズネという宝物殿と、いちばん奥にあるエド・ディルという修道院です。この3つを見ればあとはおまけのようなものです。ぶっちゃけ、シークとエル・ハズネだけを見てもいいので、それなら2時間で見学は終わります。

こんなものに1万円近い入場料を取られるのは本当に納得がいかないのですが、これを見ないとヨルダン旅行は完結しないという外国人旅行者の足元を見た価格設定に怒りすら覚えてしまいます。それなら、マチュピチュなど世界各地の有名観光地も入場料を同じレベルに引き上げればいいわけですが、ヨルダン以外の国にはそういうことはしない良心が残っているということです。

ペトラ遺跡の見所を写真で紹介します。夏に行くなら1リットルの水のペットボトル2本を持って行くといいでしょう。ペトラ遺跡の中でも1本1JDくらいで買うことができますが、基本的に遺跡内は物価が高いので、できるだけ外から持ち込んだ方がいいです。

それではペトラ遺跡を写真で紹介します。ペトラ遺跡の入口です。ここをくぐるとチケット売り場や売店が並んでいます。


50JDのペトラ遺跡のチケットです。


ペトラ遺跡の入口を過ぎると馬がたくさんいて、馬に乗っていかないかとしつこく勧誘されます。この馬の料金はチケットに含まれているそうです。確かにチケットの裏にはそのように書かれていますが、この馬に乗ると結局チップだのバクシーシだのと言われてお金をせびられるので、乗らない方がいいように思います。


シークに入ると今度はラバに乗って行かないかと盛んに声をかけられますが、基本的に無視でいいと思います。


シークの景色はとても幻想的で、ペトラ遺跡ではいちばんの見所ではないかと思います。




シークを抜けると、エル・ハズネという宝物殿が見えてみます。


エル・ハズネです。確かに、素晴らしいです。ペトラ遺跡はインディージョーンズという映画の舞台になったらしいのですが、見たことないので何のことやらわかりません。


エル・ハズネの前のらくだです。


ファサード通りの岩窟墓です。



ローマ円形劇場です。


柱廊通りと凱旋門です。



カスル・アル・ビントという神殿です。


ライオンのトリクリニウム(ライオンの墓)です。


この後、エド・ディルまで険しい登り道が続きます。



途中にお土産物屋がたくさんあります。


ついに、エド・ディルに着きました。ここで終点なので、ここからは元の道を引き返すことになります。


行きは寄らなかった王家の墓へ行ってみました。


いくつかある王家の墓群の中の一つ壺の墓に行ってみました。


壺の墓の内部です。


壺の墓にあったお土産物屋です。


ペトラ(ビザンチン)教会にも行ってきました。


モザイク画がとてもきれいに残っていることに驚きます。


大神殿の全景です。


ペトラ遺跡の入口に戻ってきました。歩き疲れてもう体力はほとんど残っていませんでした。ビジターセンターにある博物館に軽く寄って、バレンタイン・インの送迎車で宿に帰りました。

2 件のコメント:

  1. 観光客と現地人の差が1万円ですか!これはひどい。
    カンボジアやミャンマーなど現地人は無料で観光客のみ入場料をとるところもありますが
    ここと比べれば大した金額ではないと思えてしまいます。

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  2. 外国人価格は嫌いなのでふだんはそういうのがあるところには行かないのですが、ペトラ遺跡に行かないわけにはいかず、悔しかったです。

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