ラパスのエル・アルト国際空港からウユニに行くフライトは夕方だったので、長い長い時間をラパスで過ごさなければなりませんでした。
まずは空港のATMでセディナカードを使ってキャッシングしました。この空港にはATMがずらりと並んだ小部屋があり、その右端の赤いATMを使いました。
次はスーツケースを預けないといけません。24時間オープンの荷物預かり所がこの空港にあることは事前にネットで調べていました。実際にあったのですが、開いていませんでした。実は窓をどんどん叩くなどして寝ているスタッフを起こせばよいということがわかり、無事にスーツケースを預けることができました。1日25ボリビアーノとかなり高いのですが、深夜に荷物を預かってもらえるだけでも十分ありがたかったです。
この空港には電源と無料WiFiがあったので、それを使って夜明けまで時間をつぶしました。
朝8時半頃に空港ターミナル前に止まっている212番のミニバスで市内に向かいました。白い車体の前面に「AEROPUERTO」と大きく書かれていて、天井には飛行機の絵も描かれているのですぐにわかります。途中空港の片隅にYS-11らしき飛行機が止まっているのが見えました。市内までの運賃は3.8ボリビアーノなのですが、下車時に5ボリビアーノ渡したのに1ボリビアーノが戻ってきただけでした。
終点のイサベル・ラ・カトリカ広場まで乗ったのですが、ここには人気がなく閑散としていて怖いくらいでした。12月25日の朝ということもあり、ラパスは街中がゴーストタウンのようでした。
このミニバスで比較的人のいたサンフランシスコ寺院前まで引き返しました。今度は20ボリビアーノ札に対して17.5ボリビアーノしかお釣りが来ませんでした。車内のスペイン語の料金表によると運賃は1.5ボリビアーノではないかと思ったのですが、よくわからないのであきらめて降りました。
サンフランシスコ寺院周辺はだんだん人が増えてきて賑やかになってきました。ラパスにはインディヘナという先住民族がたくさん住んでいるそうで、カラフルな民族衣装を着た横幅のあるおばさんがたくさん歩いていました。
ラパスの街は坂が多く、標高3,600mを超える高地にあるため、街中を歩くのは本当にたいへんでした。メキシコシティーから徹夜で来ているというコンディションがそれに追い打ちをかけました。上り坂では10m歩くごとに立ち止まっていました。
ミクロという乗り合いバスが走っていて、これを使えば歩かずにどこへでも行けそうだったのですが、さすがにどこへどう行くのかがわからず、使うのはあきらめました。
サンフランシスコ寺院からミリリョ広場へ歩いて行ったのですが、途中で女性2人組に話しかけられました。スペイン語なので何を言っているかわからなかったのですが、道をきかれていたような感じでした。「わからない」と日本語で言ってさっさと立ち去りましたが、もし立ち止まっていたらニセ警官が現れていたのではないかと思っています。ラパスの街は油断がならないです。
ちなみに、ラパスにおける外国人旅行者が気を付けるべき犯罪御三家は「首締め強盗」「ケチャップ強盗」「ニセ警官」で、「タクシー強盗」もあります。 「首締め強盗」は白昼堂々、人通りの多いところで起こっており、周囲の人も助けてくれません。これだけは注意をしてもだめなときはだめなので本当に怖いと思います。
ミリリョ広場はクリスマスのデコレーションが施され、たくさんの人で賑わっていました。ゼリーと白いクリームのスイーツがおいしいそうなので食べてみましたが、おいしくなかったです。
ミリリョ広場に面して国会議事堂が立っていました。時計が逆向きになっているのがおもしろいと思いました。
その横には大統領官邸があって、衛兵の交代も見ることができました。
その後サンフランシスコ寺院前まで戻って、212番の空港行きのミニバスを止めて、空港に戻りました。今度はお釣りがきっちりもらえてちょうど3.8ボリビアーノでした。夕方のフライトまでまだだいぶん時間があったのですが、ラパスにはあまり見所はなさそうだし、何よりも体がふらふらだったので空港で休むことにしました。(続く)
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