昆明から大理へ行くので事前に列車の切符を昆明駅で買っておくことにしました。中国の列車は混雑しているので当日では切符が手に入らないことが多く、一日でも早く買っておいた方がいいです。
昆明駅はシンガポールのマリーナベイ・サンズに(上の方が)ちょっと似ています。
昆明駅の周辺は警察官がとても多く厳重に警備されていました。昆明駅では2014年3月1日21:20頃10人余りの刃物を持った集団が通行人らを無差別に切りつけ、29人が死亡、143人が負傷するという事件が起こっています。この事件は新疆ウイグル自治区の独立勢力による犯行であるとされています。ここがまさにその現場で、まさにその時間なのですが、みんな何事もなかったように切符を買っていました。
さて、中国の駅の窓口は英語などが通じず(大きな駅では通じることもまれにあります)、切符を買うのは簡単ではありません。基本的には事前に列車番号などを調べて紙に書いて窓口で出すことになります。必要なことはすべて紙に書いているのにあれこれ質問してくる係員も多くて困ります。何も言わずに紙に書いた列車の切符を売ってくれたらいいのにと思うのです。
昆明駅の切符売り場には時刻表がどこにも貼られていませんでした。ふつうはどこかにあるんですけどね。仕方がないので自動販売機のあるところへ行って列車の時間と空席の有無を調べました。この自動販売機はとても高性能で英語にも対応していて使いやすいです。(漢字が読める日本人には英語は不要でしょう。)
この自動販売機で列車の切符が買えたらいいのですが、購入時にIDカードの認証があるのでIDカードのない外国人は自動販売機では切符を買うことができません。切符を買うときは窓口でパスポートを提示する必要があります。中国人は自動販売機で簡単に切符を買えるのに、どうして窓口の長蛇の列に並ぶのだろうかと不思議に思っています。
窓口で切符を買うときに困るのは民度の低い中国人が横入りしてくることです。さすがに中国といえども行列に割り込むのは(後ろの人が怒るので)難しいのですが、行列の最前列で窓口に堂々と割って入ってくるというのが定番です。
今回うれしい驚きだったのは窓口の前に回転扉がついていて、横入りができないような仕組みになっていたことです。中国鉄路、グッドジョブですね。
今回もかなり苦労しましたが、大理行きの切符を買うことができました。大理までは高速道路を走るバスの方が速いのですが、列車の旅の方が楽しそうです。それに、バスだと昆明西部バスターミナルまで移動しないといけませんが、昆明駅ならホテルから徒歩5分程度で便利というのもあります。
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