ドイツに来たのは4年に一度開催されるKWF-Tagung 2016という林業機械展示会へ行くためです。レーゲンスブルクの方が近いのですが、ホテルが満杯だったのでだいぶん離れたニュルンベルクに滞在することにしました。
この林業機械展示会は自家用車で行く人がほとんど(おそらく99.99%くらい)なのですが、この展示会のドイツ語WEBサイトにはRoding駅から公共のバスで行けるようなことが書かれていました。そこで、早朝にDBの普通列車でニュルンベルクを出てShwandorfという駅で降り、そこでOberpfalzbahnという地方鉄道の普通列車に乗り換えました。バイエルン州では、DBの路線網をいろいろな鉄道会社が列車を運行しているようです。これらの鉄道会社が運行する列車にもバイエルンチケットで乗ることができます。
Roding駅に着いてバスを探したのですが、バスが来そうな気配は全くありませんでした。この駅はRodingの街の郊外にあって周囲には人気もない寂しいところでした。他にもバスを探しているドイツ人はいましたが、あきらめてタクシーで会場に行ってしまいました。どうしようかと思っていたところ、客を乗せてきたタクシーが来たので、それで会場に行きました。
ドイツは比較的英語が通じる国だと思っている人も多いでしょうが、それは都会だけで、田舎に行くと本当に英語は通じません。タクシーの運転手さんとは全く意思疎通ができなかったのですが、林業機械展示会の会場まで10ユーロで行ってくれると話をつけることができました。実際にはタクシーは林業機械展示会の会場まで近づくことができず、かなり離れた場所で降ろされてしまい、そこから会場の入口まで20分くらい歩く必要がありました。
会場の入口で入場料として現金で70ユーロを払いました。会場はEXPOというメイン会場と北エクスカーションエリア、南エクスカーションエリアで構成されていました。それらの会場は専用のバスで結ばれているのですが、このバスが非常に使いにくく、こんなことを考えた主催者の顔が見たいとすら思いました。
EXPOから南エクスカーションエリアへ行くためには、北エクスカーションエリアまでバスで移動して、そこで南エクスカーションエリアへ行くバスに乗り換える必要があるのです。しかも、南エクスカーションエリアへ行くのに北エクスカーションエリアを経由するのはただの遠回りでしかなく、異動のために多大な時間を浪費してしまいます。エクスカーションエリアでの見学にはヘルメットが必要で、持っていない人は北エクスカーションエリアの入口で10ユーロ払って購入することができました。
この林業機械展示会は広大な会場が分散していて、それらを連結するバスが不便で、移動するのに時間ばかりかかって林業機械を見る時間がほとんど確保できませんでした。説明や解説もドイツ語しかないのでほとんど理解不能で、ドイツ語圏以外から来る外国人のことは全く考えられていないイベントだったと思います。このイベントにはニュルンベルクから3日間通いました。
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