ブルサのバスターミナルをカミルコッチ(Kamil Koç)のバスで夕方に出て、4時間半ほどでチャナッカレに到着しました。バスの運賃は40TLで、とても快適な旅でした。イスタンブルからブルサまで乗ったニリュファー(Nilüfer)のおんぼろバスとは大違いでした。カミルコッチもニリュファーもブルサのバス会社らしいのですが、カミルコッチの方が人気があると地元の人も言っていました。
チャナッカレの郊外のバスターミナルには夜遅く着いたのですが、サービス(セルビス)という無料送迎サービスがあったので、何の問題もなく街の中心まで行くことができました。予約していた宿に電話をしたところスタッフが迎えに来てくれて、部屋まで案内してくれました。Agodaで予約したのですが、実はAirbnbのような個人が部屋を貸している民泊だったのでした。最近こういうことが多いです。
翌日トロイ行きのドルムシュ(ミニバス)で有名なトロイ遺跡に行ってみました。ドルムシュの運賃は5TLでした。トロイ遺跡の入場料は25TLと結構な値段でしたが、石がごろごろしているだけで、何がおもしろいのかよくわかりませんでした。唯一おもしろかったのは作り物の木馬でした。意味がわかったのは円形劇場くらいしかなく、せめて博物館でもあればよいのにと思わずにはいられませんでしたが、今考古学博物館が建設中なのだそうです。
帰りのドルムシュがなかなか来なくて、炎天下長時間待つことになってしまいました。どうやら曜日によってドルムシュの本数が違うようなのです。ドルムシュの窓に2種類の時刻表が貼られていたはそういう意味だったのかとこのとき気付きました。
チャナッカレの街に戻って宿で休んでから、夜に街の中を散歩してみました。チャナッカレの人口は11万人しかいないらしいのですが、夜の街の賑わいは相当なもので、日本の地方都市も見習ったらいいのではないかと思いました。この港にはアメリカ映画「トロイ」で使われた木馬(現物)が置かれていました。カミルコッチの切符売り場があったので、翌々日朝のイスタンブル行きのバスのチケットを買っておきました。運賃は55TLでした。
翌朝フェリー(運賃は2TL)で対岸に渡ってキリットバヒル城塞へ行ってみました。フェリーを降りて500mくらい歩いてやっと城塞にたどり着いたのですが、改装工事中で中に入ることはできませんでした。帰りのフェリーは城塞のそばにある別の乗り場から乗ることができました。どうやらフェリー乗り場は2箇所にあるようです。
チャナッカレの街に戻ってきてからレストランで昼食を食べたりスーパーマーケットに買い物に行ったりして時間をつぶしました。夕方に再び港に出かけて夕暮れのカフェで空と海が暗くなるのを眺めていました。
翌日の朝イスタンブル行きのバスはチャナッカレを9:00出発でした。バスのチケットを買った時に10分前に切符売り場の前に来るように言われていたのですが、バスが来たのは8:38でした。しかも、そのバスは切符売り場の前ではなく、フェリー乗り場に止まりました。切符売り場のおねえさんのお話を信じなくてよかったです。そのバスは8:55にフェリーに乗り込み、バスに乗ったままダーダネルス海峡を渡りました。途中ぼったくりのようなカフェテリアのある休憩所に寄り、イスタンブルのエセンレル・オトガルに到着したのは14:30でした。途中ほとんど渋滞もありませんでした。
この日の朝イスタンブルの旧市街で爆弾テロが発生したようで大きなニュースになっていましたが、行き交うトルコ人はそんなことは全く気にしていないように見えました。その日は空港のそばの行きと同じMercure Istanbul Airportに泊まりました。
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