帰国日の夕方から思わぬ強い雨が降り始め、ホテルの前で朝、夜9時に空港に行くことをしっかり約束していたトゥクトゥクのドライバーは見つかりませんでした。
幸い、ホテルの前で白タクに声をかけられて、行きと同じ12USドルで空港まで行ってもらいました。ドライバーはとてもいい人でよかったです。
プノンペンの空港にはプライオリティパスが使えるラウンジはないのですが、デルタ航空のゴールドメダリオン会員が使えるラウンジがありました。ここで食べた串焼きが美味しかったです。
中国東方航空の深夜便で上海に向かいました。機内食は必要なかったのですが、それでもやはり出てきました。機内食と言っても、お菓子がたくさんトレーにのっているだけで、ろくでもなかったです。これと同じような機内食を上海航空のフライトで経験したことがあります。今回も食べずに返しました。
深夜にプノンペンを出た中国東方航空の飛行機は早朝に上海に着きました。上海ではたいてい沖止めになり、バスでターミナルに移動することになります。GPS腕時計を持って行っていたので、ここで(飛行機を降りてバスに乗り込むまでに)時間を合わせることができてよかったです。
上海浦東国際空港では行きと同じ中国東方航空のラウンジで時間をつぶしました。おかゆの他にはソーセージと卵の朝食しかなくて残念でした。
こういうのはおいしくないので、やはりカップラーメンを食べることにしました。中国のカップラーメンは鉄板です。
上海-福岡間の機内食も全然おいしくなかったのでほとんど残してしまいました。こんなものはいらないからカップラーメンを出せばいいのにと思ってしまいます。
福岡行きの飛行機に乗り込んだとき、日本に旅行に行く大学生風の中国人女性から席を替わって欲しいと言われました。3人で旅行するのに、1人だけ離れた席になってしまったようなのです。せっかく通路側の座席を(それなりに努力して)確保していたのに、移る先は窓側なので心の底から嫌だと思いました。しかし、日本に旅行に出かけようとしている中国人に出発前から日本人は不親切だと思われたくないので、泣く泣く席を替わってあげました。
しかし、今でもこういうお願いはあつかましいので止めて欲しいと思っています。中国ではこういうときは親切で席を替わってあげるのが当たり前なのかもしれませんが、こちらは通路側の座席を確保するために毎回毎回本当に苦労しているのです。3人で並びの席を確保するために何の努力もしなかった人が、機内で席を替わって欲しいと言えばすむというのは大きな間違いです。と言ってあげたかったのですが、言葉も通じそうにないのであきらめました。もし日本人だったら絶対に替わらなかったのですが。
機内では日本の税関申告書が配られなかったので、福岡空港に着いてから書きました。中国東方航空のサービスはろくでもないですが、航空券が安いので今後も使いたいと思っています。(終わり)
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2015年4月5日日曜日
キリング・フィールド観光
プノンペン郊外のチュンエクにあるキリング・フィールドに行ってきました。ワット・プノンでトゥクトゥクを20USドルで往復チャーターしました。トゥール・スレン虐殺博物館も込みです。途中舗装されていない道もあって砂埃をたくさん浴びてしまいました。
ここはポル・ポトによってたくさんのカンボジア人が虐殺された場所です。アジアのアウシュビッツだなと思いました。
この門をくぐるとチケット売り場があるので6USドルを払います。ここでは追加料金なしで音声ガイドを借りることができます。日本語もあるのでぜひ借りるべきです。そうでないと穴ぼこを見るだけの退屈な見学になっていまいます。
慰霊塔があってここで殺された人たちのたくさんの頭蓋骨が納められています。
博物館があるのですが、撮影禁止でおもしろくないです。毎日数回映画が上映されていますが、時間の無駄なので見ない方がいいでしょう。一方、音声ガイドの説明は非常にわかりやすくて、こちらの方が価値があると思いました。
あちこちに遺体が埋められていた穴があります。雨が降ると今でも人骨が露わになったりするそうです。音声ガイドが手がきれいな人はそれだけで殺されたと言っていました。最初意味がわからなかったのですが、農作業をしていないインテリと見なされて殺されたそうです。
お母さんから赤ちゃんや子供を奪って、この木に打ち付けて殺していたそうです。「KILLING TREE」と書かれています。狂気の時代だったということを実感しました。しかも、それがそんなに昔のことではないのです。
道を歩いていたらすでに人骨が露出していました。思わず踏みつけるところでした。この地にはいったいどれだけの人骨が埋まっているのでしょうか?
この地で殺された人たちの衣服です。アウシュビッツでもこういうのをたくさん見ました。
キリング・フィールドの帰りにトゥール・スレン虐殺博物館(収容所)に立ち寄りました。ここに収容されていた人たちがキリング・フィールドに運ばれて殺されたのです。
ここも撮影禁止でおもしろくなかったのですが、ネットには日本人旅行者の写真がたくさんアップされています。おそらく最近撮影禁止になったのでしょうね。撮影していったい何が悪いのでしょうか?カンボジアで起こっていたジェノサイドの事実を、ここで伝えられないのが残念です。
この旅でポル・ポトとクメール・ルージュに興味を持ちました。実はアメリカや中国といった大国、隣国のタイもポル・ポトを支持していたのだそうです。ポル・ポトは薬殺されてしまったようなのですが、69歳でこの世を去るまでの晩年は幸せな暮らしをしていたそうです。
ここはポル・ポトによってたくさんのカンボジア人が虐殺された場所です。アジアのアウシュビッツだなと思いました。
この門をくぐるとチケット売り場があるので6USドルを払います。ここでは追加料金なしで音声ガイドを借りることができます。日本語もあるのでぜひ借りるべきです。そうでないと穴ぼこを見るだけの退屈な見学になっていまいます。
慰霊塔があってここで殺された人たちのたくさんの頭蓋骨が納められています。
博物館があるのですが、撮影禁止でおもしろくないです。毎日数回映画が上映されていますが、時間の無駄なので見ない方がいいでしょう。一方、音声ガイドの説明は非常にわかりやすくて、こちらの方が価値があると思いました。
あちこちに遺体が埋められていた穴があります。雨が降ると今でも人骨が露わになったりするそうです。音声ガイドが手がきれいな人はそれだけで殺されたと言っていました。最初意味がわからなかったのですが、農作業をしていないインテリと見なされて殺されたそうです。
お母さんから赤ちゃんや子供を奪って、この木に打ち付けて殺していたそうです。「KILLING TREE」と書かれています。狂気の時代だったということを実感しました。しかも、それがそんなに昔のことではないのです。
道を歩いていたらすでに人骨が露出していました。思わず踏みつけるところでした。この地にはいったいどれだけの人骨が埋まっているのでしょうか?
この地で殺された人たちの衣服です。アウシュビッツでもこういうのをたくさん見ました。
キリング・フィールドの帰りにトゥール・スレン虐殺博物館(収容所)に立ち寄りました。ここに収容されていた人たちがキリング・フィールドに運ばれて殺されたのです。
ここも撮影禁止でおもしろくなかったのですが、ネットには日本人旅行者の写真がたくさんアップされています。おそらく最近撮影禁止になったのでしょうね。撮影していったい何が悪いのでしょうか?カンボジアで起こっていたジェノサイドの事実を、ここで伝えられないのが残念です。
この旅でポル・ポトとクメール・ルージュに興味を持ちました。実はアメリカや中国といった大国、隣国のタイもポル・ポトを支持していたのだそうです。ポル・ポトは薬殺されてしまったようなのですが、69歳でこの世を去るまでの晩年は幸せな暮らしをしていたそうです。
プノンペンの街歩き(その3)
ワット・プノンというお寺に行ってみました。ここは外国人のみUS1ドルの入場料が必要だったようなのですが、チケット売り場は取り払われて、入場無料になっていました。どこからでも入れそうな開放的なところなので、チケットを買わずに簡単に入れたのではなかろうかと思っています。
籠の中の鳥を買って空に放つという善行(タンブン)を行うことで徳を積んだことになり、来世では幸せになれると信じられています。鳥屋さんがもうかるだけだと思うんですけどね。
猫や猿もいて楽しいところでした。猫のしっぽを引っ張ってもタンブンにはなりません。
国立博物館に行ってきました。館内は撮影禁止でした。もったいぶっている割にはたいしておもしろいものもなかったです。
王宮に行ってみました。ぴかぴかの新しい建物ばかりで、ありがたみがないなと思いました。いちばん暑い時間帯に行ったので日差しが強くて歩くのもつらかったです。ここへ行くときは午前中か夕方がいいと思います。
熱帯でよく見かけるtraveller's tree(Ravenala madagascariensis)というマダガスカル原産の木です。そう言えばマダガスカルでも見かけました。
王宮のお隣にあるシルバーパゴダです。王宮の入場券とセットになっています。ここもたいしておもしろくはなかったです。
アンコールワットの模型がありました。
プノンペンの観光地は全くおもしろくありません。カンボジアへ行くならシェムリアップのアンコール・ワットに直行した方がいいでしょうね。
籠の中の鳥を買って空に放つという善行(タンブン)を行うことで徳を積んだことになり、来世では幸せになれると信じられています。鳥屋さんがもうかるだけだと思うんですけどね。
猫や猿もいて楽しいところでした。猫のしっぽを引っ張ってもタンブンにはなりません。
国立博物館に行ってきました。館内は撮影禁止でした。もったいぶっている割にはたいしておもしろいものもなかったです。
王宮に行ってみました。ぴかぴかの新しい建物ばかりで、ありがたみがないなと思いました。いちばん暑い時間帯に行ったので日差しが強くて歩くのもつらかったです。ここへ行くときは午前中か夕方がいいと思います。
熱帯でよく見かけるtraveller's tree(Ravenala madagascariensis)というマダガスカル原産の木です。そう言えばマダガスカルでも見かけました。
王宮のお隣にあるシルバーパゴダです。王宮の入場券とセットになっています。ここもたいしておもしろくはなかったです。
アンコールワットの模型がありました。
プノンペンの観光地は全くおもしろくありません。カンボジアへ行くならシェムリアップのアンコール・ワットに直行した方がいいでしょうね。
2015年4月4日土曜日
プノンペンの街歩き(その2)
プノンペンの地図を見ると鉄道駅がありました。ホテルから近いので歩いて行ってみたのですが、旅客列車は走っていないようで、駅舎の中にも入ることができませんでした。こういう風景を見ると、あらためて鉄道は先進国の乗り物なんだなと実感します。
駅舎を背にすると2つの高層ビルがそびえ立っていて、プノンペンの新時代を感じることができました。
プノンペン市内を流れるトンレサップ川です。川岸にはゴミが散乱していました。プノンペンの路上はどこもゴミであふれかえっており、全くきれいな街ではありません。
昔使い残した少額のベトナム・ドンをカンボジア・リエルに両替したかったので、セントラル・マーケットの周囲にたくさんある両替屋に数軒行ってみたのですが、両替できないと断られたり、できてもレートが非常に悪かったりであきらめました。お隣の国だから簡単に両替できるだろうと思っていたのですが、どうもベトナムとカンボジアというのは仲が悪いようで、そういう政治的事情も関係しているようです。
15年くらい前にシェムリアップへ来たときに残っていた500リエルの旧札4枚をスーパーマーケットで出してみたら、レジのお姉さんがまじまじと見て苦笑していましたが、無事に受け取ってもらえました。これで2,000リエル(0.50USドルくらい)が無駄にならなくて本当によかったです。
イオンモールができる前はプノンペンを代表するショッピングモールだったんだろうなと思われるソリア・ショッピング・センターです。スーパーマーケットもあります。
タイのSiam Commercial BankがカンボジアではCambodian Commercial Bankとして営業しているようです。
ナーガ神の橋です。川も流れていないのに橋だけ作ってどうするのかなと思いました。
172 St(下の地図)にある1時間5USドルのマッサージ屋さんです。ホームタウンホテルの1階です。マッサージのレベルは非常に高く、毎日(やることもなくて暇だったので)フットマッサージに通っていました。ここのオーナーはアメリカ人で奥さんがカンボジア人のようでした。
ホテルのそばにあった北京菜館という中華料理屋で食べてみました。値段が安い割にはおいしいと思いました。ボリューム満点でコストパフォーマンスが高いです。
バンケンコン・エリアには無料WiFiのあるおしゃれな雰囲気のお店がたくさんありました。ハッピータイムでビールが0.75USドルと安かったので、たくさん飲んでしまいました。
ローカルな食堂に入って食べたお昼ごはんです。ココナツジュースは美味しかったですが、カレー風味の焼きそばがとてもまずくて悲しかったです。
独立記念塔です。
プノンペンの夜の街に出てみました。トンレサップ川の近くの通りにはたくさんのバーがあって賑わっていました。
ナイトマーケットにも行ってみたのですが、ここもお客さんで賑わっていました。プノンペンの夜の街はなかなか楽しめます。
マニラと同じく暗黒の魔都と呼ばれたプノンペンの街に夜出歩くのはどうかと思っていましたが、それほど危険は感じませんでした。それでも、人通りの少ない暗い道を歩くのは避けた方がよさそうです。
駅舎を背にすると2つの高層ビルがそびえ立っていて、プノンペンの新時代を感じることができました。
プノンペン市内を流れるトンレサップ川です。川岸にはゴミが散乱していました。プノンペンの路上はどこもゴミであふれかえっており、全くきれいな街ではありません。
昔使い残した少額のベトナム・ドンをカンボジア・リエルに両替したかったので、セントラル・マーケットの周囲にたくさんある両替屋に数軒行ってみたのですが、両替できないと断られたり、できてもレートが非常に悪かったりであきらめました。お隣の国だから簡単に両替できるだろうと思っていたのですが、どうもベトナムとカンボジアというのは仲が悪いようで、そういう政治的事情も関係しているようです。
15年くらい前にシェムリアップへ来たときに残っていた500リエルの旧札4枚をスーパーマーケットで出してみたら、レジのお姉さんがまじまじと見て苦笑していましたが、無事に受け取ってもらえました。これで2,000リエル(0.50USドルくらい)が無駄にならなくて本当によかったです。
イオンモールができる前はプノンペンを代表するショッピングモールだったんだろうなと思われるソリア・ショッピング・センターです。スーパーマーケットもあります。
タイのSiam Commercial BankがカンボジアではCambodian Commercial Bankとして営業しているようです。
ナーガ神の橋です。川も流れていないのに橋だけ作ってどうするのかなと思いました。
172 St(下の地図)にある1時間5USドルのマッサージ屋さんです。ホームタウンホテルの1階です。マッサージのレベルは非常に高く、毎日(やることもなくて暇だったので)フットマッサージに通っていました。ここのオーナーはアメリカ人で奥さんがカンボジア人のようでした。
ホテルのそばにあった北京菜館という中華料理屋で食べてみました。値段が安い割にはおいしいと思いました。ボリューム満点でコストパフォーマンスが高いです。
バンケンコン・エリアには無料WiFiのあるおしゃれな雰囲気のお店がたくさんありました。ハッピータイムでビールが0.75USドルと安かったので、たくさん飲んでしまいました。
ローカルな食堂に入って食べたお昼ごはんです。ココナツジュースは美味しかったですが、カレー風味の焼きそばがとてもまずくて悲しかったです。
独立記念塔です。
プノンペンの夜の街に出てみました。トンレサップ川の近くの通りにはたくさんのバーがあって賑わっていました。
ナイトマーケットにも行ってみたのですが、ここもお客さんで賑わっていました。プノンペンの夜の街はなかなか楽しめます。
マニラと同じく暗黒の魔都と呼ばれたプノンペンの街に夜出歩くのはどうかと思っていましたが、それほど危険は感じませんでした。それでも、人通りの少ない暗い道を歩くのは避けた方がよさそうです。
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