2014年12月27日土曜日

メキシコシティーのメトロバス

メキシコシティーには地下鉄が走っており、1回5ペソで空港から市内へも直結されていて便利です。地下鉄の治安が悪いと書かれていますが、警察官が多いのでそんなに悪くはないです。もちろん混雑時にはスリに十分気をつけた方がいいと思います。

地下鉄ではスーツケースなど大きめの荷物を持っている人がいないことが気になりました。メキシコシティーではスーツケースを地下鉄に持ち込む文化はあまりないように思われました。

そんなメキシコシティーで空港から市内への移動に便利な乗り物がメトロバスです。メトロバスはバス専用の道路を路面電車のように走るバスで駅もあります。こういう乗り物はジャカルタ、バンコク、リマ、アモイにもあります。


メトロバス4号線には空港仕様と市内仕様の2通りのバスがあり、空港仕様のバスは運賃30ペソ、市内仕様は運賃6ペソを車内で払う仕組みになっています。

空港仕様のバスだけが空港に乗り入れており、市内仕様のバスは市内中心部を循環しています。空港仕様のバスには警察官が乗車しており安全です。車内には荷物置き場もあります。

メトロバス4号線以外は駅の入口に改札口があるので、そこで運賃を払う仕組みになっています。

運賃は事前にSuicaのようなカードを購入(Compra)してチャージ(Recarga)しておく必要があり、これがちょっとというかかなり面倒です。 空港には自動販売機が何気なく通路にあって、これを見つけるだけでも難しいです。自動販売機では紙幣も使えるのですが、お釣りが出ない仕様のようで、両替直後で高額紙幣しかない場合は困ります。


この自動販売機もすべての駅にあるわけではなく、最寄りの駅にない場合はカードを手に入れるのに苦労します。購入するときは近くにいる人に声をかけて買うのを手伝ってもらうといいように思います。自動販売機が正常に動かなかったときは助けてくれるスタッフもいないので、泣き寝入りしかなさそうです。

実はメキシコシティーのセブンイレブンなど一部のコンビニで、メトロバスのカードを買ったりチャージしたりできるようです。ただ、コンビニはOXXOばかりでセブンイレブンはあまり見かけません。

このカードの購入には16ペソが必要で、カードの代金が10ペソなので1回分の運賃(6ペソ)がついてきます。私は小銭がなかったので20ペソを自動販売機に投入しましたが、使用可能な残高が無事に10ペソになっていたので、16ペソ以上いくら投入してもいいのかもしれません。

ちなみに空港仕様のメトロバス4号線はターミナル2→ターミナル1→Hidalgo→Buenavistaの経路で走っています。ただし、Hidalgo→Buenavista間は直行です。

2014年12月26日金曜日

テオティワカンに行ってみた

メキシコシティーの郊外にはテオティワカンという世界遺産の巨大遺跡があります。逆に言うと、それくらいしか主要な見所がないとも言えます。

この遺跡へ行くためにホテルから徒歩で地下鉄3号線Hidalgo駅へ行きました。途中駅の近くで屋台の朝ごはんを食べました。見た目は地味ですが十分美味しかったです。お値段は10ペソでした。メキシコ料理はピリ辛でいいですね。


La Raza駅で地下鉄3号線から5号線に乗り継ぎました。これらの駅間は専用通路で接続されているのですが、果てしない距離があって非常に疲れました。地下 鉄5号線のAutobuses del Norte駅で降りると、テオティワカン行きのバスが出ている北バスターミナルは目の前です。



テオティワカン行きのバスの切符はバスターミナル入口を左に曲がって突き当たりから2つ目の小さなブースで買えます。片道42ペソ、往復84ペソとのことで、往復で買っても安くはならないのですが、他に交通機関があるわけでもないし、バスの車内でお釣りがもらえるかどうかわからないので、ここは往復切符を買っておきました。

北バスターミナルは治安が悪いという話もあるようですが、実際のところ警察官がうようよいて平和そのものだなと思いました。写真を撮ろうとデジカメを取り出した瞬間に近くの警察官に撮影禁止と制止されるほど警察官が目を光らせています。メキシコシティーの治安は警察官が至る所にいるので総じて悪くないです。

テオティワカンへはバスで1時間くらいで着きました。ここでは降りる人はたくさんいるし、いかにも遺跡の入口のような雰囲気なので行き過ぎることはないだろうと思います。

バスを降りて59ペソの入場券を購入し、そこから5分くらい歩くと入口(Puerto 1)です。テオティワカンはとにかく広大なので体力を温存しながら歩きました。飲み物を持ってくるのを忘れたのは大失敗でした。

飲み物は遺跡の中でも買えるだろうと思っていたのですが、入口で買うのを忘れると全く買えるところはありません。お土産物を売っている人はうざいくらいたくさんいるのに、どうして飲み物を売らないのだろうかと不思議に思いました。

この遺跡のハイライトは太陽のピラミッド登山です。時差ボケで体がきついし、標高が高いので酸素も薄いしで、登るのはやめようかと思ったのですが、実際に登ってみると見た目ほどきつくはなかったです。



この後月のピラミッドにも登りました。こちらは途中までしか登れないので、たいしたことはなかったです。


遺跡の観光終了後に最初の入口まで戻るのは距離があってたいへんですが、月のピラミッドのそばにある入口(Puerto 3)から出ると便利です。駐車場を突っ切って公道に出たところがバス乗り場です。下の写真のところにバスが止まります。


再び1時間くらいバスに揺られて北バスターミナルに戻ってきました。その後、行きと同じルートで宿に戻りました。メキシコシティーにたくさんあるコンビニ「OXXO」でビールをたくさん買い込んで、それを飲んでさっさと寝ました。時差ボケがきつくて体力も限界に近づいていました。(続く)

2014年12月23日火曜日

メキシコシティーに到着

アエロメヒコのメキシコシティー行きのフライトはほぼ満席でした。入国審査やESTAが必要なアメリカ経由で行くよりも直行便が断然便利ですから人気があるのでしょうね。飛行機が787だったこともあり、なかなか快適でいいフライトでした。機内食もおいしかったです。



ただ、キャビンアテンダントの人たちは頑なにスペイン語でサービスをしていて、ほとんど英語を使ってくれません。こういう状況は南米に行ったことのある人ならわかると思いますが、英語なんて知るかみたいな潔さがすごいと思っています。英語、英語とびびりまくっている日本人は彼らを見習ってもっと開き直ってもいいのではないでしょうか?

機内エンターテイメントは映画の数が少なく、日本語のものはさらに少なくちょっと残念でした。といっても、出発が遅れて夜行フライトになってしまったので、あまり見る必要もなかったのですが。機内で見た映画は「ガリバー旅行記」と「300」でした。

メキシコシティーの空港(第2ターミナル)では本来この飛行機が入るべきスポットに他の飛行機が止まっているとのことで、長い時間機内で待たされました。メキシコという国の心地よいアホさ加減を早々と体感できました。

荷物を受け取る回転台は3番と機内アナウンスで言われていたので、長い時間待っていたのですが、全然出てくる気配もありませんでした。スペイン語で何かのアナウンスがあった後、人が動き始めたので、それについていったら1番から出てきており、すでにベルトから荷物が下ろされていました。1番だけが遠く離れたわかりにくい場所にあるので気がつかなかったのです。

税関審査は難なく通過し、クレジットカードを使ってATMでメキシコペソを引き出しました。手数料が画面に出ていましたが、実際に請求が来たことはないので、今回もたぶん来ないでしょう。

ホテルまでいつもは公共交通機関で行くことを鉄則にしているのですが、フライトの遅れで外はすでに真っ暗なので、空港のオフィシャルタクシーで行くことにしました。ホテルまでは200ペソでした。

メキシコシティーは標高2,000mを超える都市なので大丈夫かなと心配していたのですが、特になんともなかったです。

宿泊した「Hotel Plaza Revolución」は部屋がきれいで、無料WiFiもそれなりに快適でよかったです。部屋に無料の水のボトルがあったので、買いに出る必要もありませんでした。



インターネットでしばらく遊んでから寝ることにしました。しかし、時差ボケ状態なので1時間おきに目が覚めるという状態でぐっすり眠ることはできませんでした。(続く)

2014年12月22日月曜日

メキシコ・ボリビア旅行へ出発

朝米子空港からANA便で羽田空港に向かいました。羽田空港から成田空港までどうやって行くのか考えてなかったのですが、京急で青砥まで行って、そこで成田空港行きの特急に乗り換えました。時間に余裕があるならこれがいちばん安くて便利です。

羽田空港と成田空港を結ぶ3,100円のぼったくりリムジンバスだけはよほど切羽詰まった状況でない限り使わない方がいいと思っています。

本日最初の大失敗はアエロメヒコが第1ターミナルからの出発なのに第2ターミナルに行ってしまったことです。すでに経営破綻で消滅しているメキシカーナ航空と勘違いしていて、ネットで検索したら第2ターミナルと古い情報が出ていたので、それを信じてしまいました。こんな古い情報をネットに出さないで欲しいです→JALABC

間違ってしまったものは仕方がないので、無料の連絡バスで第1ターミナルへ移動しました。第1ターミナルでわかったことは、アエロメヒコのフライトが6時間の大幅遅延になっていたことです。さすがです。さすがメキシコです。早くもラテンの洗礼を受けてしまいました。


アエロメヒコのチェックインカウンターは長蛇の列で全く前に進んでいませんでした。乗り継ぎフライトの変更などいろいろ手続きがあるので、こうなってしまうのは必然でしょうね。デルタのゴールドメダリオンなのでSky Priorityと書かれたチェックインカウンターを使えて本当によかったです。

チェックインの手続きは終わりましたが、これだけ遅れているのに何もオファーが出てこなかったので、「ミールバウチャーとかないんですか?」と尋ねたら、今出そうとしていたところでしたとそば屋の出前みたいなことを言われて出てきました。2,200円分のお食事に使えるものでした。

このバウチャーは第1ターミナルのたいていのお店で使えるとのことだったのですが、「不二家レストラン」では使えないと言われたので、「京成友膳」というお店で「特上海鮮丼セット」を食べました。そばとうどんが選べるとのことだったので、そばを選びました。これは大正解だったと思います。


出発が4時間以上の遅れなのでクレジットカードの海外渡航便遅延保険が使えます。保険会社に電話してみたところ1万円まで食事ができますとのことでした。航空会社の遅延証明をもらって下さいとのことだったので、チェックインカウンターでもらってきました。

その後もスタバで「マンゴーパッションティーフラペチーノ」「バニラクリームフラペチーノ」(ともにVentiサイズ)をいただきました。そして、えびす亭で辛ラーメンを食べました。


途中暇つぶしにカードラウンジ(IASSとTEI)に行ってみましたが、予想通りひどいところでした。こんなところはほとんど行く価値がないと思います。

最後はデルタ航空のラウンジ・スカイクラブで出発までワインを飲みながらくつろぎました。



ここには先月も来ているのですが、寿司がグレードアップしていました。このラウンジは夜は人が少なくて閑散としています。(続く)